今回は、ラピアクタについて取り上げます。
ラピアクタの特徴は、点滴で投与する薬だということです。
インフルエンザの症状が強くて、内服や吸入もままならないような場合に特に有用です。
高齢者、あるいは入院での投与に適しているといえるでしょう。
用法用量は以下のとおりです。
成人
通常,ペラミビルとして300mgを15分以上かけて単回点滴静注する。
合併症等により重症化するおそれのある患者には,1日1回600mgを15分以上かけて単回点滴静注するが,症状に応じて連日反復投与できる。なお,年齢,症状に応じて適宜減量する。
小児
通常,ペラミビルとして1日1回10mg/kgを15分以上かけて単回点滴静注するが,症状に応じて連日反復投与できる。
投与量の上限は,1回量として600mgまでとする。
基本的には1回の投与で治療完了しますが、症状がひどい場合は数日間投与することもあります。
(特に呼吸状態が悪いような場合)
この薬も、発症48時間以降の有効性が示されていない、ということなので、
インフルエンザの診断がされたら早めの投与が望まれます。