インフルエンザの感染経路


今回は、インフルエンザの感染経路についてです。

 

インフルエンザはのどの粘膜から侵入し、体内で増殖します。

 

その経路としては、大きく「飛沫感染」と「接触感染」に分けられます。

 

飛沫感染は、インフルエンザに感染した人が咳をした際にでる飛沫に

 

ウイルスが含まれており、それを周囲の人が口や鼻から吸い込んで感染するものです。

 

飛沫が飛ぶ距離は2m以内と考えられ、その以上離れていると大きな問題にはならないようです。

 

咳をする際にマスクや手で覆っておくと飛沫のとぶ距離が短くなります。

 

このような咳エチケットは、咳をしている人は常識としてほしいですね。

 

また、インフルエンザにかかっていない人もマスクをすることで

 

直接的に飛沫を吸い込むことが格段に減ります。

 

 

次に接触感染ですが、咳を手で押さえたり、鼻水を手でぬぐった後、

 

その手でそのままスイッチやドアノブなどに触ると、触れた場所に

 

ウイルスを含んだ飛沫が付着してしまいます。

 

そこを別の人が手で触れて、その手で口、鼻に触れることで

 

ウイルスが侵入してしまうことがあります。

 

基本的にはインフルエンザウイルスは体内でしか生きられませんが、

 

ドアノブやスイッチに付着してしばらく(数時間くらい)は生きていると思われます。

 

接触感染を防ぐためには、こまめな手洗いが基本になります。

 

また、家に帰ったらすぐにうがいをすることで、できるだけ物理的に

 

ウイルスを体外にだしてしまうことも重要です。

 

 

「咳エチケット」、「うがい」、「手洗い」はインフルエンザ予防の基本です。

 

できるかぎり励行するようにしましょう。