喘息の治療薬は、吸入薬がメインです。

これには

①吸入ステロイド(ICS)

②吸入ステロイド/長時間作用性交感神経β2刺激薬(ICS/LABA)

③長時間作用性抗コリン薬(LAMA)   があります。

 

発作止めの吸入薬としては

④短時間作用性交感神経β2刺激薬(SABA) があります。


①ICS

現在、日本で用いられている主なICSは以下のとおりです(*)。

(*)商品名🄬(デバイス)という記載方式です。


②ICS/LABA合剤

ICS単剤では効果が弱い際に用いられる吸入薬です(*)。

 

 【各製品情報】
 •シムビコート🄬(タービュヘラー)
 •アドエア🄬(ディスカス)
 •レルベア🄬(エリプタ)
 •フルティフォーム🄬(pMDI)

(*)商品名🄬(デバイス)という記載方式です。


③LAMA

喘息に適応のあるLAMAは
 スピリーバ🄬(レスピマット) です(*)。

(*)商品名🄬(デバイス)という記載方式です。

レスピマットの吸入動画(youtube

使用準備編(youtube)

吸入手順編(youtube)


④SABA

喘息発作時に一時的に用いられる吸入薬です。
 •メプチンエアー🄬(pMDI)
 •サルタノール🄬(pMDI)   などです(*)。

(*)商品名🄬(デバイス)という記載方式です。

エアゾール(pMDI:メプチンエアー、サルタノール)の吸入動画

エアゾールの吸入動画(youtube)

エアゾール+スペーサーの吸入動画(youtube)


さまざまな吸入薬がありますが、大きく2つにわけることができます。

pMDI:エアロゾル     を吸入

DPI:ドライパウダー(粉) を吸入

 

上の、タービュヘラー、ディスカス、エリプタ、ツイストヘラーはDPIです。

レスピマットはミスト(霧)が出てくる製剤でpMDIの一種といってもいいでしょう。

 

いろいろなデバイスがあり、それぞれ吸入のコツがあるため、処方する側もされる側もしっかり理解しておく必要があります。