今回は、インフルエンザの増殖スピードについてです。
インフルエンザは極めて増殖スピードが早いのが特徴です。
インフルエンザを含む飛沫を吸い込んで20分程度で上気道の粘膜から細胞内に侵入します。
1個のウイルスが感染すると、8時間後には100個に増殖するとされます。
さらに8時間後の16時間後には、100×100で1万個に増えます。
さらに8時間後の24時間後には、1万×100で100万個に増えてしまいます。
インフルエンザの数が数千万個に増えると症状が出るとされますので、
感染してから十数時間で症状がでることになります。
(32時間後には100万個×100で1億個になります)。
発症して3日目頃からはウイルス量は減少に転ずるとされています。
インフルエンザの潜伏期(感染してから症状が出るまで)は1-2日、最長で5日とされます。
以上から、インフルエンザ患者に接触してから5日間程度は発症しないか気をつける必要があります。